NIWA MAGAZINE

  1. exnibition
  2. trip
funatu31

2013年09月23日

niwa magazine × ひびきあうもの 島根「器」とhaazのガラス

「月夜の食卓」しつらえ展-島根の「器」とhaazのガラス

山陰島根という土地について語るとき、欠かせない存在として「器」があります。用の美、暮らしの中から生まれたアート、造形、釉薬の美しさ。土という土地の恵みから生まれた究極のアートが「器」なのです。今回は、DOOR高橋さんセレクトによる島根の「器」と東京のプロダクトデザイナーhaazの「ガラスの器」をミックスすることで、「月夜の食卓」にふさわしい‘しつらえ展’を行います。

haazさんは、今月から3回に渡ってniwa magazineでの連載が始まりました。今月は、ガラスの器についての特集です。「味わう」のページに掲載しています。ぜひご一読を。

hasegawa 003

今回の企画は、niwa magazineとDOOR高橋さんによるコラボレーション企画です。山陰のものづくりと高橋さんの審美眼。そして、niwa magazine小川敦子による、空間の設えと演出。その場を訪れた人にとって、ステキな瞬間となることを願いながら、只今準備を進めております。今回、ご参加いただけることになった島根「器」の作り人はお三方。以下、高橋さんによる、島根の「器」紹介文を掲載します。

 

島根のクラフト作家について紹介します。

 

木工 藤原将史(ふじわらまさし) 家具工房en

IMG_1729

 

愛媛県今治市生まれ。島根大学を卒業後、岐阜県高山市の専門学校で家具製作の基礎を学び、その後、建具屋、家具屋での実践経験を積む。現在は松江市郊外に家具工房enを構えてオリジナル家具、注文家具を製作。また端材を生かすために作り始めたカトラリーや皿はあたたかみのある作風で定評がある。

指物技術をしっかり修行してきたベースがありながら、きっちりと作りすぎない「隙間」「余韻」が作風となっている。素材となる木地の風合いを生かしたぬくもりと、技術に裏打ちされた洗練さのバランスがシンプルながら独特の表情をもつ。

 

陶芸  舩木伸児(ふなきしんじ)

funaki4

島根県松江市、布志名窯元舩木家に生まれる。現在六代目。武蔵野美術短期大学卒業。

民藝運動の柳宗悦らメンバーとも深い結びつきを持ちながら独自の作風を展開していった祖父道忠、そのあとを継いでさらに独特の造形力で唯一の仕事を完成させた父研児に続いて、土、釉薬といった素材は受け継ぎながら、やわらかく繊細な作風を生み出している。1984年に茶道具を対象とした公募展の茶の湯の造形展に入選して以来毎年のように選に入る。手びねりで丹念に追求された形、代々受け継がれてきたスリップウエアーの技法、そして細やかな色彩感覚で用いられる釉薬の色合いが独特の作風を生み出して、日本全国にファンをもつ。

 

陶芸  森脇靖(もりわきやすし)

 

DSC_3426

島根県邑南町生まれ。松江高専卒業後、県の工業技術指導研究所で陶芸の基礎を学ぶ。

さらに松江在住の陶芸家原洋一に師事。2000年に邑南町にて独立開窯。以降島根県内外で個展を重ねてファンを増やしている。使い勝手が追求されたユニークなネーミングの食器を手がけてきたが、数年前に地元の益田長石を配合した釉薬による独特な肌合いと色彩を完成させて以来、それに合わせて造形にも磨きがかかり、ほどよい緊張感を持った有機的で豊かなフォルムの花器、茶碗皿などを生み出している。日常の暮らしと作陶は常に同じ線上にあると語っているように幼い二人の息子と妻との暮らしを大切にしながら真摯に器作りをしている。

 

 

11月10日は、特別バージョンとして、labo85嶋田葉子による島根の食材を使った料理を島根の器でいただく、という「月夜の食卓」を開催します。お酒のアレンジは音楽家でもあり、醸造家のかの香織さん。本当に一夜限りの特別な夜となります。お近くの方は、ぜひお立ち寄りください。詳しくは、exhibition & event 月夜の庭のページをご覧ください。