NIWA MAGAZINE

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「12ヶ月の星ごよみ」vol.15 大寒~立春  文/若杜 知美

20170120

 

vol.15「大寒~立春」  2017/1/20-2017/2/17
 

一年でもっとも寒さが厳しい「大寒」

1月20日に太陽はみずがめ座へと足取りを進めます

ひんやりと澄み切った空気にキュッと身も縮まりますが

蕗のとうが雪の合間から顔をのぞかせ

春が近づいているということを教えてくれます

 

ちょうどこの日

京都の城南宮では

伝統的な湯立神楽がおこなわれます

笹の葉の束を釜の中の神水へ浸し

勢いよく湯を散らし邪気を祓うのですが

わたしたちもここからは

今までのしがらみや必要のなくなったモノを手放し

すきっとした空気に包まれて

するすると前へ進み出していきます

 

すこし前にはっきりと見えてきた

自分にとって守りたいもの

基盤となる落ち着く場所

そこから流れが創り出され

今までいた場所から大きく舵を切っていきます

 

そしてその具体的な動きは

28日のみずがめ座の新月から

新鮮に力強く躍動しはじめます

 

今までの考え方とは違う捉え方や

採用してこなかった方法など

自分にとって斬新に思えることが

今までのジブンの領域を越えていくための

大きな助けになるかもしれません

 

「立春」はまさに春が生まれる日

その前日の節目である節分に豆をまき

自分の内に潜む鬼…

積もった埃や苦悩をすべて落としてしまうと

五感で小さな春を感じながらどっしりと流れに任せます

 

2月6日頃からは

昨年の秋からはじまったテーマについて

今まで辿ってきた道を見つめ直していきます

美しさとはなにか

バランスのよいところはどこか

客観的な眼差しが深くなるでしょう

 

自分の内側に宿る透明な水

そこに映し出されるオリジナルな視点で

シンプルに物事に取り組む気持ちが高まります

 

そして2月11日にしし座で満月を迎えます

この日は月食でもあり

すこし長い時間を見つめながら展開していきます

融けはじめた氷の間から

喜びにあふれた魚が躍り上がるように

内側に満ちた「ワタシ」に誇りを持ち

これからの自分が切り拓かれていきます

 

寒さはカラダに沁みますが

日脚は長くなり空も明るくなっていく

光の春を迎える時期

 

静かな空気の中にも

清らかな光を受けながら

内側に蓄えられた力が湧き上がり

まっさらな空間に描きだすこれからの物語

なにものにもとらわれず自由に想いを開かせて

 

次回は「雨水」

うお座の時間にお会いしましょう

 
 

若杜 知美

ホロスコープセラピスト/ヨガ講師
京都在住。
子供の頃から星の世界に興味を持ち独学で学び、
ヨガやアーユルヴェーダの講師として、
星のリズムを自分自身の生活に取り入れながら、
自然の流れに寄り添う暮らしをテーマにしている。
「星とワインのおはなし会」「ムーンサイクルヨガ」など
天体のリズムを意識し、
心や体が自然と調和するワークショップを開催。
 
 

photo

大徳寺高桐院にて