NIWA MAGAZINE

  1. exnibition
  2. trip

「12ヶ月の星ごよみ」vol.14 冬至~小寒 文/若杜 知美

20161221

vol.14 「冬至~小寒」  2016/12/21-2017/1/19

 

京都・東寺で終い弘法がにぎわう12月21日

太陽がやぎ座へと足取りを進めていきます

暦では「冬至」

もっとも闇が深まるこの日を境にして

光の量が増えていきます

 

そうはいっても一段と冷え込みを感じる頃

寒さに備えるべく柚子湯に身を浸すと

爽やかな香りが師走の慌ただしさを癒してくれます

 

年末ということもあり

大掃除をして整理をする機会も多い時期

過去をじっくりと振り返ったり

再び出逢うものの中から

大切なものに気づかされることもありそうです

関係性もすっきりと整えられていき

これからの自分がこうありたいと

心の底から望むことへと

自分自身のあり方も見直され

内側と外側がしっくりと落ち着いていきます

年神さまをお迎えする準備が整うと

新しい時間へと意識は向かい

長い時を見据えた決意が湧きあがるかもしれません

新年はいつも新鮮な気持ちになりますが

この時期は特に大きな変化を予感させます

 

そして29日には今年一年を締めくくる新月が

やぎ座で起こります

今までの総まとめでもあり

新しい一年を想起させる印象的なはじまり

革新的な想いや発想が掻き立てられるかもしれません

漆黒の闇の除夜の鐘

街の空気を厳かに響かせると

もう必要なくなってしまったモノたちは振るい落ち

それらに別れを告げたあと

まっさらな気持ちで

新たな一年に挨拶をして慶びをあらわします

 

初詣で賑わう神社

中でも下鴨神社で奉納される蹴鞠はじめは

年始に一層華を添える京都ならではの伝統文化ですが

勝敗よりも求められるのは

より長く麗しく鞠を蹴り続けることだとか

透明感のある空気の中で

熱く豊かな想いが美しい調べを奏でるように

わたしたちの内側にも夢が広がるようです

すこし先の春を見つめながら想いが膨らみます

 

1月5日は「小寒」

新春に萌え出た七草の若菜が

新しい生命力をわたしたちにももたらします

 

12月の中頃からじっくりと見つめなおしてきたコト

今までスポットを当ててこなかったことにも意識が向いたことで

目線をあげて次のステップへと

時間が流れはじめていきます

 

1月12日はかに座で月が満ちゆきます

自分が一番落ち着くところに立ち

本来の自分らしい役割を認識しながら

新年のはじまりを本格的に実感するのかもしれません

 

小正月を迎えると

御粥祭が行われます

鏡開きをした餅と

邪を祓う赤い色の小豆が入ったお粥をいただき

この一年の健やかなることを願います

 

極まった闇から次第に光が増えゆく時間

光の量の変化とともに

わたしたちもリフレッシュしていく

一年でも特別な狭間の一ヶ月

それぞれの場所で

美しく輝く新鮮な年をお迎えください

 

次回は「大寒」

みずがめ座の時間にお会いしましょう

若杜 知美

ホロスコープセラピスト/ヨガ講師
京都在住。
子供の頃から星の世界に興味を持ち独学で学び、
ヨガやアーユルヴェーダの講師として、
星のリズムを自分自身の生活に取り入れながら、
自然の流れに寄り添う暮らしをテーマにしている。
「星とワインのおはなし会」「ムーンサイクルヨガ」など
天体のリズムを意識し、
心や体が自然と調和するワークショップを開催。

 

photo

黒谷金戒光明寺 除夜の鐘