NIWA MAGAZINE

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ワインと星と12ヶ月 vol.1「切り拓く人」  

20170320

 

2017/3/20-2017/4/19

 

わたしは星のめぐりを読む一方で

日本の土地でつくられたワインと関わることを

仕事としている

 

それはわたしにとって

自分が生きているこの地で自然を感じるという

同一線上のもの

 

いわゆる”星占い”といわれているものとはちがった

わたしたちが暮らす

この美しい地球のめぐりの物語を

森の宝石であるワインから

そして自分自身から感じていくことである

 

3月20日は「春分」

星の世界では太陽がおひつじ座へと入り

ここから春が

そして一年がはじまる

 

太陽が真東から真西へ

昼と夜の長さが同じになるこのとき

彼の岸にもっとも近くなるといわれる

 

先祖への想いを馳せる時間であるとともに

わたしたち自身の内側も

一度闇に入り

あらたに生まれ直す時間でもある

 

ちょうどこの頃

ワインになる葡萄の木々は

剪定された枝の切り口から

’ぶどうの涙’とよばれる樹液が溢れだす

とってもピュアで透明な液体は

わたしたちの内側から生まれる

純粋な想いにも重なる

 

生き物たちの目覚めの季節

地球上に宿る生命が生き生きと輝きはじめて

毎年おなじようにこのはじまりはやってくるけれど

静かに熟成されてきたワインのように

ひとりひとりの中で育まれてきたモノが

次のシーンへと目の前の景色を変えて

見せてくれる

 

慣れ親しんだ場所から魂が望む場所へと

まっすぐに恐れずに踏み出して

それはまわりが大きく変化していく流れを感じていると

ごく自然にはじまるのかもしれないけれど

 

4月4日は「清明」

清らかな空気の中で

みつめていく

 

思い描いていたストーリーとは違っていても

素直にそっと手にとってみる

ちっぽけな人間の頭では測り知れない場所からの

幾重にも包まれたギフトだから

 

春ははじめてとの出逢い

慣れない事も経験する

ローズマリーのフレッシュな香りが

考えすぎることから解放し

前へと進み出すことを助けてくれる

 

星たちが紡ぐあらたなはじまり

あなたのココロの中から溢れる透明な雫は

どんなものだろうか

 

 

 

+recommended  wine+

 

島之内フジマル醸造所

opnner prototype SP 2016

 

‘opnner’=オプナーとは造語で「切り拓く人」。

長年の経験を生かし、昨年よりフジマル醸造所にて

新たに大阪での醸造を探求しはじめた岩谷澄人さんは、

情熱的でまさにワインの世界を切り拓く人。

‘opnner’はアーティストであるお嬢さんのレーベル名でもあり、

親子の素敵な感性の豊かさを感じるワインです。

2016年の大阪の太陽のエネルギーを受け取った

生命感あふれるデラウェアを素直に表現した微発砲は

若々しく軽快で、この一ヶ月のおひつじ座のエネルギーに

ぴったりです。

春の花々を愛でながら新鮮なはじまりのひとときを。

 

 

 

若杜 知美

ホロスコープセラピスト/ヨガ講師/ソムリエ

 

京都在住。

天体の流れを読むことや、ヨガやアーユルヴェーダを実践し教えることで、ひとりひとりが自然の一部であることを感じ、自分らしく生きる智慧を伝えている。また、京都坊主BARにソムリエとして従事し、わたしたちが暮らす日本の大地と自然の巡りによって育まれるワインを、造り手たちの想いとともに、日々出逢う人たちと分かち合うことを喜びとしている。

 

京都坊主BAR

http://bozubar.tumblr.com