NIWA MAGAZINE

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ワインと星と12ヶ月 vol.10「結晶」

20171222

 

2017/12/22-2018/01/19

足早に前へ押し出されるように

次のステージへと移行する

でもそれは進むほどに安定して

通奏低音のような落ち着いた響きがはじまって

 

今いるこの場所の光が増えていくのと

まったく重なるように

 

12月22日 暦が「冬至」を知らせる日

太陽がやぎ座へと進みゆき

もっとも暗い闇に包まれるからこそ

煌めく光が際立つ日でもある

 

カレンダーは

最後の一枚をめくることで

一年の完了を告げる

時間は連続しているけれど

わたしたちはなにかを終えていくことで

あたらしいはじまりを迎えようとする

 

それは毎年繰り返される儀式のように

粛々と執り行われていく

 

そんないつもの時間と重なり合いながら

わたしたちはココロの内側で

大人の階段をのぼる節目を迎えている

長い時間をかけたひとつのテーマを完了し

次の課題へと橋渡しをするように

 

12月のはじまりからの時間で

この2年半で積み重ねてきた物語を確認するような

締めくくりの儀式を通り抜けて

2020年までじっくりと登る山を眺めている

 

カーテンを開けると

新しい年の清らかな光はすぐそこにあることを

感じられるぐらいに

ココロの中でなにか決めているのかもしれない

美しい望みを胸に包み込みながら

大地を自分の足で踏みしめていく

自分の人生にコミットするように

 

元旦の翌日はかに座で満月を迎え

それと同時に2018年の大きなポイントへと向かう準備が

はじまっていく

 

理屈ではなくココロ揺さぶられるもの

内側から溢れる想いが原動力となり

自分にはあまりにも当たり前すぎるようなことが

自分らしい確かな力であり

大切なモノを守ることができるのだということに

気づいていく

 

そう

もうなにも恐れなくでもいいのだということに

 

「小寒」を過ぎ

お正月から日常へとリズムが変わる

そんな日々紡がれる時間の中で

具体的に登りはじめる山を

見つめ続けていって

 

1月17日にはやぎ座での新月を迎え

その一歩を踏み出していく

 

この一ヶ月で空気の質感が変わったことを

そして同じ目で見ていても

以前とは見え方が変わっていて

ひたむきにここまできたのは

この景色を見るためだったのだということを感じながら

 

それは自分の人生を引き受けていく覚悟を決めるような

一歩なのかもしれない

 

ワタシノジンセイという

自分にとって最高級のワインのようなもの

時間をかけて大切に熟成させていく物語のはじまりを

 

そして美しく透明な光の時間へとつながっていく

 

 

 

 

 

+recommended wine+

 

Grace Winery

GRACE CABERNET FRANC 2013

 

山梨県勝沼にある中央葡萄酒は世界に認められる日本ワインを牽引してきた

ワイナリーのひとつ。1923年創業の山梨を代表する老舗ワイナリーで、栽培

醸造責任者の三澤彩奈さんは先人達が培ってきたものを引き継ぐべく、各国の

ワイナリーで修業を積み、その歴史に甘んじることなくよりクオリティの高いワイン

造りを追求されています。そして世界最大のワインコンテストでも金賞に輝くなど、

その実力は広く認められています。

南アルプスを望む北杜市明野の自社農園で育てられたカベルネフラン。

選りすぐりの葡萄の粒を穏やかに丁寧に発酵させてナチュラルに仕立て上げた

ワインは、エレガントでバランスのよい上質な赤。熟成の豊かさを新しいめぐりの

歓びと共に味わいたい一本です。

 

 

 

 

若杜 知美

ホロスコープセラピスト/ヨガ講師/ソムリエ

 

京都在住。

天体の流れを読むことや、ヨガやアーユルヴェーダを実践し教えることで、ひとりひとりが自然の一部であることを感じ、自分らしく生きる智慧を伝えている。また、京都坊主BARにソムリエとして従事し、わたしたちが暮らす日本の大地と自然の巡りによって育まれるワインを、造り手たちの想いとともに、日々出逢う人たちと分かち合うことを喜びとしている。

 

京都坊主BAR

http://bozubar.tumblr.com