NIWA MAGAZINE

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ワインと星と12ヶ月 vol.3「青い実」

 

20170521

 

2017/5/21-2017/6/20

 

光と熱の量が増えゆくとともに

新緑の葡萄畑の中に

ひっそりとちいさな花が咲きはじめる

 

5月21日から太陽がふたご座を巡る

一ヶ月のはじまり

暦では「小満」

すべてのものが次第に成長して

天地に満ちはじめる時期

 

質素で奥ゆかしい花たちは

満開になると甘やかな香りを漂わせ

やがて青い実がつきはじめる

風通しのよい青空のもと

蔓もぐんぐんと伸びていくさまは

まるで蔓の先に目がついていて

情報を集め行き先を決めているかのよう

 

わたしたちも

培われた豊かな感性を頼りに

葡萄のように外の世界へと手を伸ばし

関係して言葉にしていく時間

 

自分の内側のもう一人の自分

そして目の前の誰かからの言葉に耳を傾けて

今度は自分の内なるものを言葉にしていく

その好奇心に満ちた行き来の中で見えてくるものから

多様性に満ちたあたらしい世界がはじまる

 

6月に入り

田植えをおこなう「芒種」の頃

そこから星たちは立て続けに移動して

リズミカルにスムーズに

音楽が奏でられていく

それは人と人との間や

豊かさや想い、行動など

いくつもの場面で紡がれていく

 

6月9日には月が満ちると同時に

この4ヶ月ほどで見直されていたこと

動きが留まっていたことが

すーっと動きはじめる

蛍が光を放ちながら舞い飛ぶように

自分の輝きを知り

軽やかに美しく進みゆく

 

梅の実が黄色く熟し

みずみずしい気配をすこしずつ感じる頃

理想から現実へと

目線がうつされて

 

呼吸を深めながら

爽やかに軽やかに

ココロ惹かれる世界へと

出掛けていきながら

ワタシを知る時間

 

木の葉が風になびくように

軽やかに夏へと

ココロも衣替えをはじめていく

 

 

 

 

 

 

 

+recommended  wine+

 

Diamond Winery

CHANTER Delaware DRY 2016

 

ブルゴーニュで修業をされた雨宮吉男さんのワインは

マスカット・ベイリーAが印象的ですが、

少し熱量が増してくるこの季節にしっかり冷やして

いただきたいのがこちらのデラウェア。

溌剌としたフレッシュな印象がふたご座の季節に重なります。

ワインについて語り出すと止まらない吉男さんは

知識と経験に裏付けられた感性豊かなワイン造りをされています。

こちらは完熟した種ありのデラウェアから仕立てられ

爽やかさとかすかな甘さのバランスが心地よい一本。

夏へと移り変わる風を感じながら香りと味わいを愉しんでみてください。

 

 

 

若杜 知美

ホロスコープセラピスト/ヨガ講師/ソムリエ

 

京都在住。

天体の流れを読むことや、ヨガやアーユルヴェーダを実践し教えることで、ひとりひとりが自然の一部であることを感じ、自分らしく生きる智慧を伝えている。また、京都坊主BARにソムリエとして従事し、わたしたちが暮らす日本の大地と自然の巡りによって育まれるワインを、造り手たちの想いとともに、日々出逢う人たちと分かち合うことを喜びとしている。

 

京都坊主BAR

http://bozubar.tumblr.com