NIWA MAGAZINE

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藍と青 文/小川敦子

iroiro2013spring 040

青。
ピカソの中でも、青の時代の作品に一番心惹かれる。
日本人にとっての青とは、まるで深い心象風景を表すかのよう。
20段階にもなる色の構成の藍の色。
瓶覗き(かめのぞき)→水浅葱→浅葱(あさぎ)→薄縹→薄監→花浅葱→
浅縹→縹(はなだ)→納戸→熨斗目(のしめ)→藍錆(あいさび)→藍→鉄→
紺藍→紺→搗(かち、褐)→紫紺→藍鉄→搗返し→濃紺。
ファインダー越しに眺めた光を帯びた藍の青によく目を凝らすと
青の中にも、たくさんの色の要素が含まれていることが分かる。
色は記号ではない。
色は人の心を移す鏡のような存在であり、
そして、目に映るものが、すべてではない。