NIWA MAGAZINE

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食と色彩、そして実験 vol.22 文/嶋田葉子

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今月の実験

 

organic herb +organic lemon+ herbal liqure

 

フレッシュハーブ&オーガニックレモンのサングリア

 

 

キラキラと眩しい太陽の下ぐんぐんと育つ植物やハーブを見ているといよいよ梅雨明けだなという感じ。真夏の太陽も味方に青々とした葉は摘んでも摘んでも生えてくるので日々のお料理やフレッシュなハーブティーにして楽しむのですがBBQやアウトドアのパーティーも多くなるこの時期の定番のサングリアに使うのも最近の定番。瑞々しくフレッシュでエネルギーがぎゅっと詰まったハーブをたっぷり使って漬け込んだリキュールはとびきり香りが良く、旬の果物やスパイスと毎回違う組み合わせを楽しめるのも良いところ。今回はこの自家製ハーブリキュールを使ったサングリアで実験を。

 

Labo85でよく作る初夏のサングリアはたっぷりのフレッシュハーブや柑橘を合わせ、冬には体を温めてくれる生姜やスパイスをたっぷりと使って仕上げることが多く、見た目にも楽しめ、その季節を感じられる出番が多い一品。

 

今回のサングリアに使用する甘みのベースにはオーガニックのレモンが沢山手に入った時期にローズマリーと蜂蜜に漬けておいたレモネードのシロップを。ハーブは清涼感のあるミント、ディルなど定番ハーブに加え、以前より一度サングリアにも使ってみたかったバジルとコリアンダーを足してみる。中でも独特な香りの虜になって以来、大好きなホーリーバジルで実験。そして小さく青い可愛らしい花のルリジサ(ボリジ)や涼しげなブルーコーンフラワーと目にも楽しめるハーブをプラス。ハーブガーデンで有名な英国では気分のムラやのぼせを和らげてくれるので伝統的に夏向けのカクテルに使用するのだとか。香りもクセがなくどんなハーブとも相性が良いのでとっても使いやすい。さらにこの実験についてくる素敵な副産物は薬効の高いこれらのハーブの持つ効用。鎮静作用やホルモンバランスの調整、血流改善で梅雨に溜まった体内の毒素を排出してくれるなどこの時期には嬉しい作用も。

 

これらのハーブとシロップをあわせてベースに使うのは清涼感のある香りにぴったりな少し辛口な白ワインやシードルがぴったり。そして好きな人なら絶対ハマるフレッシュなコリアンダーシードも是非。いつもはグレープフルーツ&ピンクペッパーの組み合わせを今回は酸味のきいたレモンにもぴったりなグリーンが弾けるようなフレッシュなコリアンダー。ホーリーバジルの香りもありどこかエキゾチックな香りにワクワク。いつもとは違うサングリアの色や香りに新しい感覚が刺激される、実験で一番好きな瞬間がやってくる。

様々な個性的なハーブ香りが折重なり、その香りは青々としていて清涼感があり、更にレモンの香りで暑さで滅入りがちな気分もすっきりさっぱりといつの間にやら雲の上。濃いめに入れたレモングラスのハーブティー+炭酸で割ると更に爽快さが増すのでオススメ。

 

さて

余ったハーブと冷蔵庫の定位置をキープ中のハーブチキンのコンフィを生春巻きにして後ほどサングリアとペアリングしてみよう、とまだまだ明るい夕刻のうちにさっさと後かたつけをすませはじめる。Foodとそれに合わせるdrinkのペアリング。色や味に加え、気温や湿度も上がり香りも引き立つこれからの時期この素敵な関係性を解明するべく実験が増えそうな予感…。は的中。

 

labo 85/嶋田葉子 プロフィール
旬の素材を使った料理研究やケータリングを行う
「labo 85」主宰。国内海外のオーガニックレストランでの調理やケータリング、
インテリアショップでの勤務を経て現在に至る。期間限定カフェや
レストランメニューの開発など国内、海外問わず幅広く活動。
オリーブオイルソムリエの資格を生かしてさまざまな素材に合うオリーブオイルを
提案するメニューなども研究中。
http://hacolabo85.wix.com/labo85