NIWA MAGAZINE

  1. exnibition
  2. trip

想・創・奏 (sou/sou/sou) 触る編 文/haaz長谷川直子

hebizou_hat

 

これ、なにに見える?

 

hebizou_zou

大人にはいくら説明しても帽子にしか見えない絵。
でもこの絵は帽子じゃない。
ヘビがゾウをぜんぜん噛まずに丸呑みして消化しているところ。
おはなしの中に登場するキツネは言います。
「大切なものは、目に見えない」と。
そう、世界的に有名な本「星の王子さま」 は、

子供の心を忘れてしまった大人に向けたおはなしです。

 

 

hebizou_book

 

このおはなしからイメージしたブックウェイトを創りました。
ヘビの長さが開いたページをおさえるのにぴったりで、
ゾウの重さがページのノドを落ち着かせるのにちょうどいい、
ループ状の舌でハンギングもできる、本のためのウェイトです。

現代に生きる私たちは、大人の事情でグッタリと疲れてしまう時だってある。
そんな疲れを忘れる時間、必要だと思うのです。
ファッション紙を見て欲しいものを探したり、
レシピ本を片手に新しい料理に挑戦してみたり、
小説の中の別世界にエスケープしたり。。。
本には大きな力があると思います。
読みかけの本におもしをして、今日はここまで。
本の世界と現実の世界を繋ぐブックウェイト。
ヘビ君と目が合ったらクスッと笑えて、子供だった自分の心を思い出せるかも。
眠る前にふと星空を見上げたくなるかも。

さぁ明日もいい一日になりますよう に。。。
そんな現代の大人のことを想ってデザインしました。

 

haaz2image

haaz1 image
 

このブックウェイトは「星の王子さま」を読んだことのない

85歳のおばあちゃんが手作りしています。

アイデアスケッチを見せておばあちゃんに聞いてみました。

「これ、なにに見え る?」と。
答えは帽子でもヘビでもなくて、

ハテハテ、なんだろうねぇ??全然わからないねぇ。

それが何であれ関係ないとでもいう感じでテキパキ、チクチク縫っていきます。
さすが元洋裁の先生。

いかにスケッチに近い立体にしていこうか、

型をおこして縫い方を工夫改良して、活き活きと創ってくれたのでした。

先日このブックウェイトを購入してくださった

お客様からお便りをいただきました。

「ヘビゾー」君と名前をつけて

かわいがってくださっているという嬉しい内容でし た。

考えたデザイナーも、

創ったおばあちゃんもそのお便りでプライスレスな喜びをいた だきました。

こんなに小さなアイテムひとつで心はポッとあたたかくなるのですから、

人は複雑なようでとっても単純なのかもしれません。

 

これからも小さなハートが繋がり合うようなデザインをしていけたらと思います

 

文/haaz  長谷川直子

 

 

haaz プロフィール

「日々の暮らしをほんのちょっと心地よくするデザインをする」をコンセプトに、いつも生活に使う道具たちに、ちょっとの‘ハート’を加えるデザインチームhaaz。作る人も、贈る人も、使う人も、みんなの‘ハート’をこめて、ホッと心まであたたかくするすてきなアイテムを生み出しています。

 

ショールーム 108-0071 東京都港区白金台4-7-12

11:00  - 19:00    closed on Wed

tel:03-3446-4591

HP:http://haaz.co.jp