NIWA MAGAZINE

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ファブリックとの出会い 文/小川敦子

touch

肌で感じる感覚。空気感、風・・・

触れるすべてのものに肌は敏感に反応している。だからこそ、ファブリックに触れ、心地よさを感じることは、とても大切なことだと思う。

とても疲れた夜は、自分のお気に入りの感触のケットにくるまって、こんこんと眠りたいと願うし、家で誰かが、ソファでいつの間にか、うたた寝していたら、あたたまる一枚をかけてあげたくなるだろう。

どうして、人は、いつもファブリックに触れていたいと無意識に思うのか。それは、生まれたときから、いつ何時も一緒に寄り添う存在だったからではないか。ファブリックに触れ、包まれる「安心感」。その安心感こそ、心地よさの醍醐味だと思うのだ。

そして、ファブリックは、1本1本の細い糸が織られてできたもの。糸と一緒に、場の空気も織られている。空気と糸-ものすごくシンプルなこの2つの要素が、人が本当にリラックスするために必要としていることなのだ。