NIWA MAGAZINE

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植物園

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京都・北山にある植物園。そこは、植物たちが半野生化したような、それぞれが好き勝手に過ごしているかのような、抜け具合がちょうどいい場所。人の手があまりにも入りすぎてしまった庭よりも、ちょっと野放しにされているぐらいが、ちょうどいい。私はカメラのファインダーを通して、植物たちと会話をするように、その思い思いの姿を写していく。やさしい光が入る瞬間、植物が醸し出す空気感が、ふわっと和らぐ。そんな瞬間がたまらなく好きである。透き通ったグリーンの綺麗さや、こぼれ落ちそうなぐらい咲き誇る花々に、心から惚れ惚れとしてしまうのだ。風が通るたび、清々しい香りと花の甘い香りが漂う。きっと雨上がりに訪れると、もっとむっと香りが立ちこめるはず。一日中、猫のように、草むらでごろんとなって過ごせたら、どんなにか気持ちのいいことだろう。いつか、試してみたいものである。

 

2014年5月12日